Archive for the ‘movie’ Category

映画:SATC2

Sunday, June 6th, 2010

SEX AND THE CITY 2

SEX AND THE CITY 2


先週金曜日公開のSATC2にさっそく行ってきた。内容やキャストへは賛否両論はあるだろうし、そこを議論するつもりはない。
そもそもそんなに高尚な話でもなければ、「世の女性よ、キャリー達を見倣ってたくましく生きよ」というメッセージでもない。こういう人もいるかもね、だけのことである。

映画に限らず、何か示されるとすぐにそれをtypical typeと捉えたがるのはどうかと思う。例えば、テレビドラマで特定の職業が描かれると、その職業の人は全員こうだ、と決めつける。な、わけないじゃん!
最近もTwitterが描かれたドラマがあったけど、それを見て「Twitterは出会い系ツールだ」という解釈がまかり通ってるとか。ま、あれは描き方に問題があったとは思うけど、なぜ黙ってそれを信じるのだろう?それって、完全に思考放棄ではないだろうか。ちょっと考えればおかしいことに気がつくはず。

頭から否定する必要も、また、ことさらに傾倒する必要もなくて、
ほほー、そういう人もいるのね。そういうこともあるわね。くらいでいいのでは?
というわけで、間違ってもNYにはキャリーのような人ばかりいるとか、around 40がみんなあのようだ、とか思わないようにしてほしいな。おけ?

で、この映画の楽しみ方は、お祭りでありファンミーティングであり、いってみればミュージシャンのコンサートに行くようなものである。好きなミュージシャンのコンサートには、ステージから自分が見えるわけないのに、オシャレをしていくでしょ。その感覚。
4人の登場人物の誰かになりきる必要はないけれど、彼女たちのように背筋をキュッと伸ばして闊歩して観に行こう。私がご一緒した殿方はすっかりMr. BIGになりきりでノリノリでしたが(笑、SATCの世界観を1つのイベントとして楽しむのが正解。

そう、そして映画館は、巨大なお茶の間と化すのである。こんなにオシャレして、館内が香水の香りで充満していても、完全お茶の間状態。
あちゃ〜それはないよ…というところで、会場全体から「あぁぁぁ〜」というため息。
時には手を叩き、大声で笑い、それも会場全体が一体となって。まさに家でテレビドラマを見て、あーでもないこーでもない、と言ってる感覚と同じ。
SATC1は見ていなくてもいいけど、ドラマシリーズはおさえていった方がいい。そうじゃないとこの一体感を得ることはできなくて、だったら1,800円のチケット代は少々もったいない。

映画: チェンジリング

Saturday, March 7th, 2009

チェンジリング

チェンジリング

予告編を見る度に「なんでわざわざ取り替えるのか?」が気になってしょうがなく、確かめに行ってきた。

タイトルの「チェンジリング(Changeling)」は

チェンジリング=取り替え子。ヨーロッパの民話で、妖精が人間の子供をさらった後に置いていく妖精の子供。

という民話にヒントを得てつけたらしい。
「取り替え子」という日本語に背筋が凍るような不気味さを感じる。「チェンジリング」「Changeling」には感じないのに。漢字の威力ってすごい。しかも、相手が妖精じゃどうしようもないな、こりゃ…

という話ではなく、この映画は実話を元にしている。つまり相手は人間である。正直、これが実話じゃなかったら、奇想天外とも思える様々な展開にはついていけない…いや、ほんと想定外でした。まさに事実は小説よりなんとやら、である。
「あなたのお子さんです」「いや、違います」という議論も全くもって時間の無駄としか思えない。DNA鑑定の技術がまだない時代とはいえ身体的特徴を調べる方法はいくらでもある。

あきれるくらいの人権無視に加えて、すさまじいくらいの警察内部の腐敗…そんなことがまかり通っていた時代が生んだ悲劇。とも言えるけど、もっと単純な話、この悲劇を生んだ原因はただ『興味が無かった』だけのこと。
男性社会である警察にとって、女親と子供の組み合わせが合ってるかどうかなんてホント興味が無かったんだろう。残念ながら。